中国絵画、「愛好の歴史」の探りかた
現在、東洋館8室では、特集「中国書画精華―日本における愛好の歴史」(前期:11月24日(日)まで、後期:11月26日(火)から12月25日(水)まで)が展示中です。東洋館8室展示場「中国書画精華」は、毎年秋恒例となった、東博所蔵および寄託作品の名品展ですが、今回はサブテーマとして「日本における愛好の歴史」を設けています。展示解説を読まれれば、「〇〇家伝来」「〇〇の旧蔵品」「〇〇の鑑定書がつく」などと...
View Article修復・修理の意義 「文化財用、永遠に」より
みなさんは、愛用しているものや大切にしているものが壊れてしまった時、どうされますか?壊れたままにせず修理して、また再び大事にお使いになるのではないでしょうか。文化財でも事情は同じです。今に伝えられる文化財は、そのほとんどが何度も何度も修理を繰り返してきたものばかりです。特別企画「文化財よ、永遠に」では、公益財団法人住友財団が30年の長きにわたって修復を助成してきた文化財1,100件以上のうち、当館で...
View Article「文化財よ、永遠に」の展示デザイン
こんにちは。デザイン室神辺です。特別企画「文化財よ、永遠に」の展示デザイン、グラフィックを担当しました。普段、展示室を歩いていると、じっくり解説を読まれて、そのままちらっと作品に目をやって、通り過ぎていくお客様をお見かけすることがあります。もちろん、博物館での過ごし方に正解も不正解もありませんし、お客様の鑑賞方法に、とやかく言うつもりもありません。ただ、たまには、いつもとは違った鑑賞方法で、博物館を...
View Article中国書跡、愛好のかたち
東洋館8室で開催中の特集「中国書画精華―日本における愛好の歴史」(~12月25日(水))は、11月26日(火)から後期展示に入り絵画作品が入れ替わりました。 東洋館8室...
View Article本館展示室の解説リニューアル
こんにちは、平常展調整室の金井と申します。 12月ももう半ば。上野の紅葉は少し遅めでしたが、今ちょうど銀杏が美しく色づいています。 本館外観と当館構内の紅葉の様子さて今年の9月より、本館2階「日本美術の流れ」の入り口デザインと、本館の各展示室入口に設置している解説文を順次リニューアルしています。 本館1室入口のリニューアル前(左)と後(右) 本館1室入口のリニューアル前(上)と後(下)...
View Articleトーハクボランティアデー2019、終了!
12月7日(土)・8日(日)はトーハクボランティアデーでした。ボランティア募集説明会と活動紹介ツアー、そして、いつもは月1~2回実施しているガイドツアーをこの2日に凝縮して実施しました。例年、トーハクボランティアデーは、次年度のボランティア募集の受付開始直前に行われます。トーハクボランティアの活動に興味のある方々にたくさんご参加いただきました。...
View Articleザ・アール・サーニ・コレクションの名品を見るほ!(人編)
ほほーい、ぼくトーハクくん。今日は、東洋館3室で開催中の特別展「人、神、自然-ザ・アール・サーニ・コレクションの名品が語る古代世界-」を見に行くほ!トーハクくん、これはカタール国の王族のシェイク・ハマド・ビン・アブドラ・アール・サーニ殿下が収集した、ザ・アール・サーニ・コレクションの名品を紹介している展覧会よ!「人」、「神」、「自然」の3つの展示テーマで構成されています!どれもテーマが壮大だほ!テー...
View Article2019年もありがほー
8月4日(日)に実施したキッズデーに登場した時の写真だほ!とても暑い日だったほ! 2019年がいよいよ終わるほ!令和最初の年越し前に、トーハクの1年の振り返りと2020年の展覧会を紹介するほ! 年明けは、毎年恒例の正月イベントで幕開けしたわ。干支にちなんだ猪の作品が展示されていたわね。そして2019年の特別展は「顔真卿 王羲之を超えた名筆」から始まったわ。...
View Article2020年 新年のご挨拶
新年、あけましておめでとうございます。 令和最初のお正月を迎え、つつしんでお慶び申し上げます。 2020年のトーハクは明日2日から、『ね! トーハク!』のキャッチフレーズとともに新春企画「博物館に初もうで」ではじまります。国宝「松林図屛風」をはじめとする名品の展示や、2日、3日は和太鼓や獅子舞などイベントを催しますので、新年のはじまりをトーハクでお楽しみいただければ幸いです。...
View Articleザ・アール・サーニ・コレクションの名品を見るほ!(神編)
東洋館3室で開催中の特別展「人、神、自然-ザ・アール・サーニ・コレクションの名品が語る古代世界-」、本展は「人」、「神」、「自然」の3つの展示テーマで構成されています。前回のブログでは「人」のテーマの作品を紹介しました。今回は「神」のテーマの作品をトーハクくんとユリノキちゃんが紹介します。皆様おまちかね「神」のテーマの作品を紹介するほ!トーハクくんはどれを見るのが楽しみだった?これだほ、入り口の看板...
View Articleザ・アール・サーニ・コレクションの名品を見るほ!(自然編)
東洋館3室で開催中の特別展「人、神、自然-ザ・アール・サーニ・コレクションの名品が語る古代世界-」、本展は「人」、「神」、「自然」の3つの展示テーマで構成されています。「人」編、「神」編と紹介してきましたが、今回は最後のテーマ「自然」の作品をトーハクくんとユリノキちゃんが紹介します。最後のテーマ「自然」の作品を紹介するほ!自然がテーマだから動物をモチーフとした作品がたくさんあるわ。鹿がたくさんいるほ...
View Article東京藝術大学大学院インターンによるギャラリートーク
東京藝術大学大学院インターンによるギャラリートークが、今年度も始まっています!今年度は、12月から始まり3月中旬まで、8名の学生が6回ずつギャラリートークを実施します。実施日は、チラシもしくはギャラリートーク一覧をご覧ください。今日は、インターン生たちがギャラリートークを行うまでの活動を紹介します。今年度最初の東京藝術大学大学院インターンによるギャラリートーク「ヴィンチェンツォ・ラグーザの『日本の婦...
View Article高御座(たかみくら)の歴史 特集「天皇と宮中儀礼」
新年、あけましておめでとうございます。特別展室の猪熊です。昨年は天皇陛下の御即位があり、東京国立博物館(トーハク)では、その御慶事にちなんで昨秋には特別展「正倉院の世界」(会期終了)を開催し、昨年末からは特別公開「高御座と御帳台」(~1月19日(日))を開催しています。高御座と御帳台トーハクで特別公開中の高御座と御帳台。手前が天皇の御座の高御座です。中には御倚子(ごいし)が置かれ、その左右に剣璽(け...
View Article生誕550年記念 文徴明(ぶんちょうめい)とその時代 その1
昨年の今頃、トーハクは特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」と連携企画「王羲之書法の残影-唐時代への道程-」のダブル開催で、書の展覧会に光が当たっていました。今年は連携企画「生誕550年記念 文徴明とその時代」の一本勝負ですが、小規模ながらも充実した内容です。展示総数は、国宝1件、重要文化財3件、重要美術品3件、筑西市指定文化財1件を含む、全133件。トーハクで68件、書博で65件を展示しています。...
View Article日本書紀成立1300年 特別展「出雲と大和」開幕!
トーハクで開催される2020年の特別展のトップバッター、日本書紀成立1300年 特別展「出雲と大和」が1月15日(水)に開幕しました。本展では古代日本において重要な地であった、出雲(島根県)と大和(奈良県)の名品を一堂にご覧いただくことができます。展示室を少し覗いてみましょう。「第1章 巨大本殿...
View Article生誕550年記念 文徴明(ぶんちょうめい)とその時代 その2
トーハク(@東洋館8室)と台東区立書道博物館(書博)で毎年開催している恒例の連携企画は、現在の「生誕550年記念...
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