特集「顔真卿と唐時代の書」の見どころ(3)
東博&書道博の「顔真卿と唐時代の書」(東洋館8室、1月31日(日)まで)も、残すところ数日となってきました。日本国内はもちろん、海外の雑誌にもこの連携企画は取り上げられ、唐時代の書の奥深さと、人気の高さを実感しています。...
View Article「始皇帝と大兵馬俑」研究員のオススメ2
「立射俑」~発射準備、完了!~閉幕までついに1ヵ月を切った特別展「始皇帝と大兵馬俑」。もうご覧いただけたましたでしょうか?さて、本展の展示作品をご紹介する「担当研究員オススメ」シリーズ第二弾として、今回は私のお気に入りの、立射俑(りっしゃよう)をご紹介いたします。立射俑秦時代・前3世紀秦始皇帝陵博物院蔵立射俑は、弓または弩(ど)を構えた状態でポーズをとっていると考えられる兵馬俑です。両手に弓・弩弓を...
View Article寄贈された「中国史跡写真」
東京国立博物館には、歴史的な価値の高い写真のコレクションがいくつもあります。徳川家が去った後の江戸城の最後の姿を写した「旧江戸城写真帖」、近代日本最初の文化財調査の記録「壬申検査写真」、文化財保護の基礎を築いた「臨時全国宝物取調写真」、北京・紫禁城の深奥を捉えた「北京城写真帖」などです。このような当館の古写真コレクションに、新たに貴重な一群が加わりました。それが今回特集で展示中の「中国史跡写真」(2...
View Article特別展「始皇帝と大兵馬俑」 40万人達成!
特別展「始皇帝と大兵馬俑」(2015年10月27日(火)~ 2016年2月21日(日)、平成館)は、2月10日(水)に40万人目のお客様をお迎えしました。お越しいただきました皆様に、心より御礼申し上げます。 40万人目のお客様は、神奈川県横浜市よりお越しの沢田栞さん。大学のお友達、谷口真里恵さんと一緒にご来館いただきました。沢田さんには、東京国立博物館長...
View Article「始皇帝と大兵馬俑」研究員のオススメ3
大人気漫画「キングダム」に登場!特別展「始皇帝と大兵馬俑」の会期は2月21日(日)まで。残り数週間となりました。おかげさまで毎日たくさんのお客様にご来館いただいておりますが、並ぶようなことはまだございません。まだご覧になっていない方、もう一度ご覧になりたい方は、今がチャンスです。とはいえ、兵馬俑はともかく、他の作品は何だか難しそう、とつい敬遠してしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。ご安心くだ...
View Article今秋開催!「平安の秘仏」展
仏像ファンの皆様、お待たせいたしました。東京国立博物館では、今秋、特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺(らくやじ)の大観音とみほとけたち」(9月13日(火)~12月11日(日)、本館特別5室)を開催します。滋賀県にある櫟野寺(らくやじ)は、重要文化財に指定される20体もの平安時代の仏像がいらっしゃるお寺です。ご本尊は、像高3mを超すという大きな大きな十一面観音菩薩坐像。滋賀県は十一面観音の優品が多く、櫟...
View Article春の恒例「博物館でお花見を」
3月に入り北へ旅立ったのでしょうか、庭園の池で遊ぶ鴨の姿の減ってきました。それと入れ替わるように、桜が芽吹きはじめ、春への準備が整い始めたようです。トーハクでは来週3月15日(火)より、春の恒例企画「博物館でお花見を」(~4月10日(日))、「春の庭園開放」(~4月17日(日))が始まります。今年の東京の桜の開花予想は、3月23日(水)、満開は3月29日(火)と少々早めのようです。会期中の3月28日...
View Articleバックヤードツアー「保存と修理の現場へ行こう」
バックヤードツアー「保存と修理の現場へ行こう」は、毎回応募者殺到の人気ツアーです。今年も2016年3月17日(木)、3月18日(金)に開催され、抽選で選ばれた42名(2日間)の方に参加いただきました。私も広報室インターン生としてツアーに同行し、取材しました。トーハクにおける文化財の修理は、解体などをして全体的な修理を行うものが年間70~100件、部分的に行う最小限の修理が年間700件以上あります。実...
View Article特別展「古代ギリシャ―時空をこえた旅―」報道発表!
♪ハア~ あの日リオデジャネイロでながめた月が~今年2016年は、オリンピックイヤー。4年後はいよいよ東京!ということで、いろんなところで2020年に向けての準備が進んでいますが、この夏、トーハクには聖火に先駆けてギリシャから貴重な文化財がやってきます。...
View Article黒田が見た光を再現─グレーの光でやわらかく
現在開催中の特別展「生誕150年 黒田清輝─日本近代絵画の巨匠」(平成館、5月15日(日)まで)では有機ELを用いた照明器具が美しい光を生み出しております。今回は「婦人像(厨房)」の展示照明を一例としてご紹介いたします。婦人像(厨房) 黒田清輝 1892年(明治25)...
View Article縄文の女神、ここに注目!
特別公開「国宝土偶 縄文の女神」が3月23日(水)より開催されています。縄文時代の土偶はこれまで約1万8千点が出土しているともいわれますが、そのなかでも国宝土偶はたったの5点。その一つである国宝土偶「縄文の女神」が土偶仲間を引き連れ、春の訪れとともにトーハクにやってきました。今回の特別公開の見どころを逃さないためにも、注目ポイントをみなさんにお教えします。国宝 土偶 縄文の女神山形県舟形町...
View Article開幕! 特別展「黄金のアフガニスタン-守りぬかれたシルクロードの秘宝-」
特別展「黄金のアフガニスタン-守りぬかれたシルクロードの秘宝-」が4月12日(火)に開幕しました。開幕に先立ち、前日に行った開会式と内覧会にも多くのお客様にご出席いただきました。古くから「文明の十字路」として栄え、シルクロードの拠点として発展したアフガニスタン。その北部で発掘された貴重な文化財はアフガニスタン国立博物館を代表する収蔵品でしたが、1979年のソ連による軍事介入やそれに続く内戦により同館...
View Article黄金の光に包まれた裸体
重要文化財《智・感・情》は、1900年のパリ万博に出品した5件のうちの1件。 黒田清輝、珠玉の代表作です。重要文化財智・感・情 黒田清輝 1899年(明治32)...
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