学生証の提示で何度でも入館無料!キャンパスメンバーズ制度のススメ
突然ですが学生の皆様は、東京国立博物館のキャンパスメンバーズ制度をご存じでしょうか?キャンパスメンバーズ制度では、キャンパスメンバーズ会員校に在籍する学生・教職員の皆様は、東博コレクション展(平常展)を何度でも無料で観覧することができます。キャンパスメンバーズ制度...
View Article宝相華は謎の花
宝相華をご覧になったことはありますか。「ほうそうげ」あるいは「ほっそうげ」と読みます。読んで字の如く、宝物のような美しい花です。咲いているのはお寺とかですね。お花で有名なお寺もたくさんあります。桜とか、牡丹とか、紫陽花(あじさい)とか。今の時期は蓮がきれいですね。当館に近い不忍池辯天堂(しのばずのいけべんてんどう)も、蓮が美しく咲いていて、あたかも浄土のように思えます。でも、この宝相華という花は、お...
View Article必見!東博が所蔵する世界の旧石器時代の石器
会期も残すところわずかとなった特別企画「ビフォー縄文 旧石器時代発見80周年」(平成館企画展示室、8月23日(日)まで)。本展のみどころのひとつに、世界の旧石器文化の展示があります(4章 世界の旧石器文化)。「4章 世界の旧石器文化」の展示風景...
View Article子どものためのギャラリートーク「仁王像をみてみよう」
東京国立博物館(以下、トーハク)では、毎年7月に子ども(0歳~中学生対象)向けのイベント「トーハク・キッズデー」を開催しています。今年は7月24日(金)と25日(土)に開催し、大勢のお客さまにご来場いただきました。今年度は毎月第4日曜日に「プチ・キッズデー」も開催しておりますので、キッズデーを見逃した方、リピートされたい方はぜひ足をお運びください。彫刻担当の研究員であるわたしも、仏像をテーマにしたギ...
View Article石器と蒔田鎗次郎
平成館企画展示室では現在、特別企画「ビフォー縄文 旧石器時代発見80周年」(8月23日(日)まで)を開催しています。本展のタイトルは「ビフォー縄文」ですが、今回本ブログで取り上げる人物は「アフター縄文」(弥生時代)の研究者である蒔田鎗次郎(まいだそうじろう)です。本展では、蒔田ゆかりの(1)ナイフ形石器や(2)模造 石鏃(せきぞく)を展示しています。 ナイフ形石器の展示風景 模造 石鏃の展示風景...
View Article博物館で蓮を観る
絵画史の勉強をしていた大学院生の頃、「どこにどんな研究のヒントやきっかけが落ちているかわからない」と思い、いろいろな展覧会を見て歩き、行ったからには一通りの展示品を見ることにしていました。お経の本文はさすがに読みませんが(『大正新修大蔵経(たいしょうしんしゅうだいぞうきょう)』に活字化されているので)、奥書を読んでみたり、くずし字の古文書を読んでみたり、展覧会で随分と勉強しました。当時工芸品には然程...
View Articleとある狸の栄枯盛衰ものがたり チェスター・ビーティーの物語絵 傑作選
特別企画「アイルランド チェスター・ビーティー・コレクション 絵巻と絵本のたからばこ」(会期:7月20日(月・祝)まで)も、後期展示では狩野山雪の「長恨歌絵巻」は巻下に、伝岩佐又兵衛筆の「村松物語絵巻」は後半部に場面替えとなりました。長恨歌絵巻 巻下(部分)展示風景 狩野山雪筆 江戸時代・17世紀 チェスター・ビーティー蔵村松物語絵巻(部分)展示風景 伝岩佐又兵衛筆 江戸時代・17世紀...
View Article特集「古裂鑑賞のいろは―加賀藩前田家伝来 名物裂の世界―」のいろは
安土桃山時代に千利休が大成した「茶の湯」の文化の中で、特に貴重とされ、重んじられた茶道具を「名物」と呼びます。その後、江戸時代に入り、著名な寺院や位の高い僧侶、茶人などにゆかりを持つとされる裂(きれ)について、その由来にあわせた特別な名前をつけ、珍重する「名物裂(めいぶつぎれ)」の価値観が形成されました。2026年6月7日(日)まで開催していた前田育徳会創立百周年記念...
View Articleダブリンから作品をお迎えして:海外展ができるまで
東京国立博物館では、国外のミュージアムと協力して行う「海外展」をだいたい年2-3回程度行っています。現在開催中の特別企画「アイルランド チェスター・ビーティー・コレクション 絵巻と絵本のたからばこ」(会期:~7月20日(月・祝)まで)は、アイルランドの首都ダブリンにある国立文化施設チェスター・ビーティー所蔵の日本美術品をお借りした展覧会です。 チェスター・ビーティー・コレクション展 第1会場...
View Article石板で肉を焼き、ガラス玉を想う 特集「フォルモサ(美しき島)の豊かな暮らし」その3
まずは台湾南部の屏東県にある屋外博物館「臺灣原住民族文化園區」を訪問したとき、お知り合いになった猫君をご覧ください。とくに意味があるわけではないですが、猫画像を見ると幸せな何かが分泌されるそうです(あと閲覧率が上がるかもしれない)。癒しを得てから話を進めましょう。...
View Article【あそびば☺とーはく!】大学生と博物館職員が考えた、東京国立博物館の未来
2026年1月16日(金) から3月1日(日)まで、本館特別5室にて開催した「あそびば☺とーはく!」の関連イベントとして、大学生と当館職員が気兼ねなく意見を交わす企画【シリーズ「わたしの場所」 とーはくは「サードプレイス」? ~学生とのびのび語ろう~】を、2月27日(金)に開催しました。...
View Article東博のスリーピング・ビューティー 東洋の民族資料 特集「フォルモサ(美しき島)の豊かな暮らし」その1
現在、平成館の企画展示室では、特集「フォルモサ(美しき島)の豊かな暮らし」―台湾の原住民族の資料―(2026年3月10日(火) ~ 2026年5月31日(日))を開催中です。「東博には何度も行ってるけど、こういう展示や資料は初めて見た」という感想もいただいています。本ブログでは、本展への想いと現地調査について、担当研究員によるリレー形式でお届けします。特集「フォルモサ(美しき島)の豊かな暮らし...
View Article特別企画「韓国美術の玉手箱」その1 ソウルで感じた、日本美術への深き理解
2月10日(火)より当館本館で開催中の特別企画「日韓国交正常化60周年記念 韓国美術の玉手箱―...
View Article「明末清初の書画」のたのしみかた、その3 いびつな形の裏側に
年明けに開幕した東京国立博物館(以下「東博」)と台東区立書道博物館(以下「書道博」)の連携企画「明末清初の書画」は、2月10日(火)より後期展示がはじまり、気付けば閉幕まであとわずかとなりました(3月22日(日)まで)。本展を多くの方々にお楽しみいただこうと、東博と書道博の研究員でご紹介してきたブログも今回が最後となります。【1089ブログ】「明末清初の書画」のたのしみかた、その1...
View Article